体験レポート ペーパードライバー講習 川崎市宮前区 4
今回ご紹介させていただきますお客様は、宮前区にお住いの30代女性の方です。
ペーパードライバー歴6年ほどで、ある日ご自宅の駐車場への駐車を失敗されてから、車の運転から遠ざかっていらっしゃったようです。しかし、サッカークラブへ通われているお子さんを等々力緑地へ車で送迎できたら、という想いで当ファーストカワサキへご依頼くださいました。
今回は6時限コースの一回目、ご利用車両は講習車とマイカーを一二回で利用分けです。
この前日、日本列島全体が雪に見舞われ、関東の平野部でも積雪が観測されたほどでした。そして当日、降雪の後に雨が降った影響からか、私がお客様のもとへ向かう道中まで、雪が残っている個所は一二か所しかなく、本当に講習に影響がでなくてよかったなとほっといたしました。
おそらく、お客様の日ごろの行いのおかげでしょう。今回も張り切ってまいります。
講習開始30分前に確認のお電話を差し上げ、ご自宅前にて待ち合わせをいたしました。実は昨年いちど体験コースをお客様はご利用になられていまして、担当させていただいたのが私でしたものですから、お客様のご要望や技術は把握済みです。
前回の体験コースでは、ご自宅周りからスタートしまして、
①基本的な右左折、安全確認などから始め、
②たまプラーザ駅・鷺沼駅の周辺をまわりまして、
③懸念事項でありました加速についての慣れや
④人通りの多い道での運転をおこないました。
レベルの向上が目ざましかったです。
ですので今回行うのは
①等々力緑地への道
②複数車線
③駐車
かと思い、講習開始時にお客様にご提案いたしますと、お客様も快諾されましたので、座席調節やミラー調節などと前回までの復習を軽く説明申し上げまして、講習を開始しました。
お客様のお住いから等々力緑地までは国道246号線をつかうか尻手黒川道路をつかうか選べるのですが、実は難易度があります。
国道246号線は最高速度が50-60km/hではあるものの、荏田・梶ヶ谷・溝の口の青信号の時間が交通量の多さに似合っていないため、慢性的な渋滞が永い間放置され続けている道路です。そして、この道路にコンビニやチェーン飲食店などはあることはあるのですが、駐車場が完備されているため路上駐車といえば、道路沿いのマンションへの配達を行う物流の軽自動車が一日数台ほどです。
ですので、混雑しやすく路上駐車がいないということは、いちど目的の車線へと入ってしまえば、混雑のためそれほど加速せず、進路変更の心配や強引な横入りの車両を心配することなく走行できるため、実は複数車線に慣れたい初心者にはうってつけの道路なのです。
続いて尻手黒川道路ですが、まず路上駐車とバスが多いです。交通量が多いため渋滞しますが、そこで問題になってくるのは車線です。片側二車線が多いですが、右折専用レーンを用意するために一度右車線(追い越し車線)をなくしたり、ロイヤルホームセンター梶ヶ谷店近くになると今度は左車線(走行車線)がなくなったりと、初見には読めない道路であり、そして交通量が多いということは、車線数減少により進路変更せざるを得なくなった車両にとって、後続車がいつも近いという状況のためこわさがあると難しい、運転者の性格によってはそれらの付近で強引に入ってくる車両もいる、というのが尻手黒川道路です。
というわけで、国道246号線から等々力緑地を目指すことになりました。
最初こそ心配そうでしたが、走り始めてすぐに周りの速度に順応されるようになりました。前回の講習から車には乗られていないとのことでしたが、年をまたいでもちゃんと運転技術を発揮されています。
そして今回は、土曜日のお昼過ぎというのはだいたい梶ヶ谷のマクドナルドでドライブスルー待ちが246号線上で列を作っていることがあるのですが、今回はそんなこともなく、お客様はきつめのアップダウンもなんのその、安定された速度で二子玉川のルームズ大正堂奥にある多摩川沿いへと至る分岐まで進まれ、二子玉川方面への右折をこなされました。
そこから多摩川沿に車を走らせていきます。我々よりもすこし背の高い多摩川の堤にはぱらぱらとのんびり川べりを散歩する歩行者の姿があり、片側一車線ずつの通行車両もこころなしかマイペースとゆるい車間距離を保ちながら走行しているようでした。お客様にもいい意味で過度の緊張感はなく、自分のペースとまわりのペースを比較しつつ、左右へのゆるいカーブ走行を思うように試されていました。
やがて等々力の交差点を右折しまして無事、等々力緑地へと到着です。
お客様と「来れましたね」と目的地到着を喜びまして次に目指すは駐車練習です。ひとまず等々力緑地沿いに車を進ませて川崎バナナを通羽化して、再び多摩川沿いまで戻り丸子橋方面へと走ります。
お客様がふと、
「そういえば、この先の丸子橋のグラウンドは冬の間駐車場が無料だったと思います」
とご利用されたことがあるという旨を教えてくださいましたので、そこで駐車練習を行うことにいたしました。
しかし、これがなかなかハードな道筋で、車一台しか通れない道幅のカーブが連続しておりまして、幸い車もひとも交通量が少なかったために慎重な車運びをしながら丸子橋第一グラウンド横の駐車場に到着しました。
この、白線ではなくロープで駐車スペースが区切られたところで練習していきますが、お客様は「駐車する場所がよくわからなくなってしまいます」と困っていらっしゃいました。たしかに、停車で埋まっている一画と昨日の降雪と雨の影響により水たまりのある空いている一画では目印のつけやすさが違います。
駐車に対して苦手意識がある方は、停車している車の間は避けられることが多いのですが、実はそちらのほうが停めやすく成功数も多いのです。なぜかといいますと、
「ここに絶対停めなければ」
という駐車スペースがはっきりわかるので、自車がそこより左右に寄っているのか、駐車スペースから大幅にずれているのか、両側の車に当たりそうなのかがはっきりとわかりやすく、しかもギアがRなら「あいている方」にハンドルを切ってしまえばいいからです。
最初は駐車こそ出来てはいるものの、手順や感覚がつかめなかったお客様が、数をこなすうちに次第に納得されていき、ついにはアドバイス無しで自主的に駐車できるようになられました。いやはや、私としましてもたいへん嬉しい限りです。
そろそろ戻らねばならない時間でしたので、グラウンドの駐車場をあとにし、商店街の狭い道から向河原駅へと抜けて来ました。ここからまた多摩川沿いへと戻っても良いのですが、
「近いので、尻手黒川道路を通ってみますか?」
と提案し、お客様も快諾されまいしたので、そこから武蔵小杉駅を通ります。
「これが有名なGRAND TREEですか」
と武蔵小杉駅を観光しながら綱島街道、尻手黒川道路を通ります。
私は通り慣れておりますのでこの道路の「ここで車線が消える」というのがわかっています。お客様には基本的に左の走行車線を走っていただき、路上駐車の見つけ方と避けるための進路変更に重きを置くアドバイスをいたします。
野川に差し掛かったとき、
「あ、野川って車で来るとこんな感じなんですね」
とお気づきになられるほどお客様は「周りが見える運転」をされていて、ガストやオーケーストア辺りによくある駐車車両と駐車場入庫途中車を避けていかれ、ロイヤルホームセンターとトンネル付近の左車線消滅もしっかり対処されていきます。
スピードは制限速度、であるから目が要所と判断までに間に合う、ということをよく体現されている運転です。
車は順調にお客様をご自宅まで運び、とうとう懸念事項であるご自宅駐車場での駐車にとりかかるときが来ました。
ご自宅駐車場は国産セダンなら入庫したあとに片側から自転車が通れるぐらいの余裕があります。
さきほどの丸子橋グラウンド駐車場のほうが狭くはありますが、駐車場の両壁と苦手意識がお客様から冷静さを奪わないよう、逆に両壁を目印にした入庫方法をアドバイスさせていただきました。
最初はおそるおそるでしたが、手順が腑に落ちてこられたと見えて、やがて左右それぞれのアレンジも自分で試されるほどになりました。「苦手」が「できる」に変わる講習が出来ましたことにありがたく思います。
今回、国道246号線と尻手黒川道路の両幹線道路に駐車、等々力緑地への到着と、お客様のご要望をすべて実現できましたことはひとえにお客様の尽力の賜物と思われます。
次回の講習もまた、微力ですがお手伝いさせていただけますようよろしくお願い申し上げます。
こちらにも体験レポートがございます。
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