体験レポート ペーパードライバー講習 川崎市幸区 3
今回ご紹介させていただきますお客様は、幸区にお住まいの20代女性の方です。
福祉関係のお仕事に就かれておられ、今春から中部地方に長期出張されるそうです。しかし、転勤先が来るまでの生活を余儀なくされる地域であり、免許は取得されているものの10年間全く運転されたことがなく、困った事態になったぞ、ということで当ファーストカワサキにご依頼くださいました。
まとめますと今回は、ペーパードライバー歴10年で12時限コースをご利用されまして今回はその3回目を私が担当させていただきます。ご利用車両は私どもの講習車です。ご要望といたしましてはレジウスを仕事で動かせるほどの運転基本操作、進路変更、駐車が上手になりたいとのことです。
待ち合わせ場所であるご自宅前に向かいますと、幸区の住宅地の中でも比較的狭い道路であり、後にお客様ともお話したのですが、この住宅環境で近くに駅があると、流石に交通の便に不満はないために今日まで運転から遠のかれていたとのことです。
神奈川県内も東京都内でもこのような不便を感じない住環境からいきなり仕事で運転が必要になって困っているというお話はよく耳にします。
当ファーストカワサキはそういったお客様を数多くペーパードライバー卒業のお手伝いをさせていただいておりますので大歓迎でございます。
「本当に大変だと思いますよ」と自信のまったくないお客様も、一度お気軽にご相談されてみてください。
お客様とお会いしましたらまずご挨拶をさせていただき、免許証を拝見しまして「免許期限、免許の種類、眼鏡条件」などを確認させていただき、座席やミラー調節、エンジンのかけ方にギアやサイドブレーキの説明をさせていただいたあと、講習開始です。
まずは前二回でつちかった技術を拝見させていただくため、府中街道・第二京浜・市電通りをとおって川崎駅をめざします。
右左折について、ハンドルをまわす量が安定しておりません。直線でのアクセル操作にも、こわさがあると見えて加速不良気味でした。お客様も、申し訳なさそうに運転されていらっしゃいますが、全く何も気にする必要はございません。お客様に、運転について自信をつけていただき、実際に実践的な運転ができるようにすることが私たちの仕事です、とお伝えしました。そして幸いにも、どうしてそうなってしまうのかはわかっております。
ハンドルの量が安定しないのは、「曲がるためにハンドルをとにかくまわさなければならない」というあらわれと、「でもどれだけハンドルを回さなければいけないのか、さっぱりわからない」という疑問からくるものです。
ですのでお客様に、
・右左折のとき、「曲がろう」と決めてハンドルを回す前に、「次はここを通ればいい」という目的地を決めていただく
・ハンドルについてはあまり考えずに、お客様が決められた目的地から目をはなさずに向かっていく
・お客様が思う2倍、ハンドルをゆっくり回していっきましょう
ということを、技術面の視点からアドバイスさせていただきました。最初はうまくいかないこともありましたが、掴まれたのでしょう、後半にはいる前には正しい右左折のルートを描くことに苦戦されなくなりました。前2回の積み重ねとお客様のご理解の早さに感謝しました。
次に、アクセルが踏めず加速不良になる事柄ですが、これは目線が近いということです。
よく教習所でも「遠くを見て運転しましょう」と言われた方がいらっしゃると思いますが、あれは言葉が足らないのです。
「遠くを見て、次に自分が車道のどこにいれば良いのか、安心か、楽ができそうかを探しながら行きましょう」ということです。
例えば片側二車線で左の道路を走行して、横断歩道と交差点を過ぎたらいきなり駐車車両があらわれて止まらざるを得なくなり、あわてて右の道路に入ろうとするも右側の車は途切れることなく、隣の指導員やご家族は優しい言葉をかけてくれず、ということはよくあると思います。そうしますと、自分の走行するルートに自信が持てなくなり、常に疑心暗鬼になりながら走行するために疲れてしまい、ふと「運転ができると言われているひと」が運転後も全く疲れていない姿を目にしたあと「ああ、私は運転に向いていないんだ」と落ち込んでしまう、という悪循環になってしまいます。
この悪循環を断ち切るためには、前の車と車間距離を取り、流れについていかずにまずは自分が見える限りの先を見て、「とりあえずあそこまでたどり着こう」「前の車たちが次々右側に入れてもらっているな、このまま行ったら私もあの辺りで右側にはいることになるのだろうか」と注意深く見て置くことが重要です。そうすれば、「右に行くのなら、いまのうちにミラーを見ておいて、入れてくれそうな車を探しておこうかな」というように、自分のやることがわかってきます。
上記の内容についてごくごく簡単に二言ほど理由付けをさせていただきながら走行していただきますと、お客様も了解されて一生懸命運転されていきます。お仕事のためにしっかりと技術を自分のものにされる、その姿勢がすでに素晴らしいです。
走行しているうちに川崎駅のロータリーへと到着されました。ここから今度は市電通りを反対方向に行きます。
信号待ちのときにふと、「今度はどこを走ってもいいです。どこまでもまっすぐ行ってもいいですし、気まぐれにどこを右左折してもいいです。ご自身で適当にルートを決めて自由に走行してみましょう」
と提案させていただきました。お客様はとても驚いて2・3秒固まられましたが、頷かれてJR南武線尻手駅へと向かわれました。
尻手駅へむかう道路は片側二車線ですが、この二者線は曲者です。というのも、通例通り左側の道路を走行しておりますと、尻手駅の目の前で左の道路がなくなります。そのなくなる道路の直前ぐらいで、送迎の車が停まっている、という二車線なのです。
お客様はアドバイス通り、前の車と車間距離を保ちながら運転されていましたが、「あのトラックって停まってます?」と、左車線のローソンまえに停まっているトラックに早い段階で気が付かれ、その場で進路変更されて見事左車線で引っかかることなく尻手駅を通過されました。
この時点でなんとなく「道路の見方」に確信を持たれたようで、その後汐田総合病院から川崎町田線をとおって末吉橋を左折され、駒岡までおひとりで車線選びや自転車の避け方、左折時の歩行者待ちなどをこなされました。もうあとは経験を積んでいくだけです。
このあとにやるべき課題のことを考え、ビッグヨーサン綱島樽町店から引き返しまして、第二京浜沿いのホームセンターへと参りました。そう、駐車の練習です。
一度目にやり方を説明させていただき、それから何度も駐車を繰り返していきます。駐車は理論も良いのですが、手っ取り早いのは繰り返し成功した数です。どんどん繰り返して、最初の説明とは少し違った内容やシチュエーションにもチャレンジし、8割がた成功されるようになりました。ここでお時間に近くなってしまったため、仕上げは次回に持ち越しです。
ご自宅付近に到着し、お客様にも自信を表す明るい表情が見られるようになりまして、冒頭の申し訳ない表情とは別人のようです。この調子で次回仕上げていきましょう。今回はお疲れ様でした。
こちらにも体験レポートがございます。
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