『体験レポート』ペーパードライバー講習、川崎市高津区の場合3
高津区というのはドライバーにとってはなかなか道が狭く、歩行者や自転車との接点も多くてむずかしい道という印象をお伺いいたします。
ですので、今回は川崎市高津区の講習風景をご紹介して練習方法などをご参考にしていただけましたら幸いです。
今回ご紹介させていただきますお客様は20代男性の方です。
ペーパードライバー歴は6年、ご家族との旅行やレジャー・日々のお買い物などのために車を自由に動かせたらということで当ファースト川崎にお申し込みされました。そしてゆくゆくはディズニーリゾートやアウトレットパーク木更津まで足を伸ばされたいとのことです。
目的がはっきりされている方は
「道路は狭いところが通れたほうが良いのか、それほどないのか」
「高速道路を通れることが必須なのか、首都高は通らなくて済みそうか」
など算段が立てやすいです。
ご利用されるのがご自宅近くのカーシェアとのことなので、現地駐車場で待ち合わせをいたしまして、お客様がご予約されましたシェアカーに乗り込み運転免許証の確認(免許期限、免許の種類、眼鏡等の条件)、座席合わせにミラー調節やエンジンのかけ方・ギア・サイドブレーキのご説明を致しました。
今回お客様は全4回講習を受講される「スタンダードコース」の第1回目です。1回150分の講習時間で練習していきます。
お客様としましては、まずは広いところで右左折などの練習がしたいとのことでしたのでご自宅と駅からほど近い場所を選び、そこの区画をぐるぐる回る形で右左折の練習を開始しました。
最初はハンドルを回すタイミングや歩行者確認の範囲に戸惑われていましたが、
「なぜその場所を見なければならないのか」
「速度がはやいと確認やタイミングが自分で作りにくい」
などご理解されますと、次第に悩みなどが解消されていきました。
変わって右折の練習も行いました。左折とはまた別の事柄「交差点の真ん中より手前で右折待ちする」など基本をしっかり抑えて繰り返します。
右左折ともに自信がつかれましたので、その練習の実演という名目であちこち行ってみることといたします。
お友だちのおうち→藤子・F・不二雄ミュージアム
お客様に「行ってみたい場所などはありますか」とお伺いしたところ、「駅前のお友だちの家にいくことが多いので、まずはそこへ」ということになりました。
右左折の練習場所から大きめの緩い下り坂を慎重に下られていきます。梶が谷駅からロイヤルホームセンターまで道路ですので尻手黒川道路を横切ります。40km/h制限の道路を25-30km/hで進まれていきます。後続車も対向車もいませんので、ほかの交通に気をつかうことのないいい時間帯で練習ができていることはなかなか幸運です。
JR武蔵野南線の下を通ってロイヤルホームセンターまでたどりつくころには、交差点にカーブに安全確認と、運転の基本が体験できていました。お客様の表情もご自身が思われていたよりも手ごたえを感じられているとのことで、明るいです。そして無事にお友達のおうちに到着できました。
「つぎは、家族を連れて藤子・F・不二雄ミュージアムに行くことがあるので、そこへ車で行ってみたいです」
とおっしゃられましたので、右左折の練習所へと戻ってその足で梶ヶ谷ー溝の口前の踏切を目指します。
梶が谷駅から溝の口駅のあいだとJR南武線の踏切は生活上よくとおる道路ということで、車でそこを通れることは必須のようです。
アルバゴルフクラブの道路は、せまくカーブが走り対向車も多いので、私の補助ハンドルと補助ブレーキをすこし活用します。先にある高津区役所を右折して野川柿生線をすぐ左折、JR南武線の踏切を渡ります。
踏切の横断の仕方は停止線で一時停止
左右の電車を目視確認
窓をあけて音でも電車確認
をして踏切を通過します。
電車がいたり、踏切の音が鳴りだしましたらわたりません
というように注意も添えまして南部沿線道路を鹿嶋田菅線(向ケ丘遊園方面)へ進んでいきます。
踏切を渡ってほど近くの南部沿線道路にはOKストア溝の口店がありまして、時間帯によっては駐車場待ちの列ができていたりします。午前も午後もまんべんなく人気の場所であるために、もし駐車場待ちの渋滞が起きていたらということも説明申し上げながら進んでいきます。ちなみにこのときはすんなり通ることができました。
国道246号線の下をとおりすこし進むと徐々に車の列がゆっくりの速度になってきました。
「ここにはJR南武線の津田山駅と、その奥にマックスバリュ津田山店に川崎市営緑ヶ丘霊園があります」
「ああ、だからこんなに渋滞しているのですね」
「そうです。時間帯によっては交差点を左折するために列を作っていることも珍しくありません。ただ、駅前の交差点を過ぎますと快適に流れます」
津田山駅前交差点を通過し久地駅前の交差点も直進しまして「堰」という交差点を左折、陸橋をのぼります。
「あ、いまなんか運転している感じがします」
なるほど、いままで運転に集中されていましたが陸橋から見おろせる風景などで景色の流れが感じられたりほかのことに気をやれたりすると、一気に「いま運転している」という気分が味わえますよね。
JR南武線を下に、東名高速道路を上にととおりすぎていくと、やがて登戸手前まで同じような景色が続く鹿嶋田菅線となります。
「なんだかいい道路ですね、のんびりしていて」
「そうですね、朝と昼と夕方から夜に通らなければ」
「どういうことですか?」
「ここは片側一車線ずつなんですけど北も南も住宅地で、しかも途中途中の交差点は多摩川方面へと出られたり溝の口や聖マリアンナ方面へ抜けられる道へとつづいていたりと用途が広いので、交差点を右左折したい車が多いほどこの道は渋滞するんですよ」
「そうなんですか」
「この道と並走している府中街道と南部沿線道路という道路も、同じように渋滞しやすいです」
道路って難しいですね。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、じつは藤子・f・不二雄ミュージアムへは久地駅の交差点を府中街道へ行った方が早いのですが、これは講習のために右左折の機会を定期的に入れたいと思っております。
宿川原駅入口の交差点を左折して長尾橋交差点を右折します。
「あ、なんだか見覚えのある道路にきました」
そうお客様がおっしゃってすぐ左側にミュージアムが現れました。
生田緑地から聖マリアンナ医科大学病院へ
「次にこのあたりで行きたいところはありますか」
「そうですね、このあたりだと聖マリアンナ医科大学病院に行けたらうれしいかな」
「では、ついでに生田緑地の駐車場入り口も案内いたしますね」
「電車を利用してよく家族と行くのでうれしいです」
というやりとりから、そのまま向ケ丘遊園入口の交差点まで行き左折、緩やかなカーブの広い道路をのんびり走行します。
「左右にお店が多くありますね。そういうところには、ほらあそこに横断歩道があります」
「なるほど、歩行者がいるので止まります」
その横断歩道を歩行者が渡り切ってから進みますと、ほどなく左右の分岐を右へ。やがて右手に生田緑地と駐車場が見えてきました。
「なんだかたのしくなってきました。次回は駐車の練習もしたいです」
今回はそのまま通過しまして再び向ヶ丘遊園駅菅生線に合流しましたあときついアップダウンを行きます。
坂の下のセブンイレブンで休憩を取り、そうてつローゼンの方へと進み、ヤマダデンキの交差点を左折してしばらく進みます。
「このあたりは信号が連続してあり、しかも連動していないために進みが悪く、極めつけに奥の信号そばにマクドナルドがあるためにドライブスルー渋滞がよく起きます。特に土日」
「ここから右カーブがおわって大きな交差点を右折するまでよく渋滞しています。バス道ですので。反対車線も食品館あおばの駐車場出口から先ほどのマクドナルドの信号まで渋滞エリアです」
など解説しながら蔵敷交差点を右折、長澤の交差点を左折しまして聖マリアンナ医科大学病院に到着しました。
「すごい、初回でここまで来れました」
ここの駐車場は少々面倒ですので、病院前のロータリをぐるりと回り、長澤・蔵敷交差点まで戻ってまいりました。行きと帰りで交通量が違う道路でもあります。特に、セブンイレブン川崎菅生1丁目店から蔵敷交差点までは時間帯によってはかなり厳しい渋滞になったりすることもあります。狛江や府中などから自家用車や物流系が登戸をとおってこちらまででて東名川崎ICを利用する目的のクルマや新百合ヶ丘や黒川・町田へ出る車もいることでしょう。
サイエンスパーク(第三京浜の下見)からご自宅
蔵敷交差点を左折しまして再び野川柿生線という道路を道なりに進んでいきます。アップダウンはなく、適度にカーブのあるこの道路はバスの多い時間帯に合わなければ、例のマクドナルド以降は比較的スムーズに流れていきます。ほどなくしてJR武蔵溝ノ口駅ロータリー前まで到着しました。まだ時間は少し残っています。
「今回は時間が残っていないために通れませんが、第三京浜という高速道路のそばをとおって、ノクティ前を通過してから開始場所の駐車場へ戻りましょうか」
「たぶん運転できるようになったら通る頻度が高いところです。ぜひ」
という流れから、引き続き野川柿生線を通ります。
洗足学園中学・高等学校などを通り過ぎ、左手に出光アポロステーションが見えてくると同時に大きな高架が眼前に姿を現します。
「ここから左折します」
交差点入り口左側に青の規制標識があり、「矢印以外の方にはいってはいけないことをあらわしています」「標識の下に自動車の種類や時間などが書かれているものがありますので、遠目から見ることやアクセルを踏まないで見てみるなどのちょっとした工夫が必要になります」とご案内しながら橋げたを左車線で走行します。
トンネルを抜けたりして少し走行すると、頭上にサボテンダのようなかたちの案内標識が出てきます。
「これはどういうことですか」
「橋げたの中をこのまま進むか、橋げたから出て走行するかという矢印の形ですね」
第三京浜入り口という名の交差点の案内標識は一度見てみることをおすすめします。「東京都内を運転出来たらほかのどこでも運転できる」といわれる東京都でも、こんな案内標識はめったにお目にかかれません。
「情報量が多すぎて頭に入ってきません。というかなんですか、あの右側の非常識な案内標識」
「慣れると非常に便利な交差点なのですが、運転していていきなりこんなものが目に入ってきたらそりゃ驚きますよね」
ひとつひとつの方面にやさしすぎる信号が青になりまして、我々は勇気を出して「第三京浜 東京方面」と書かれているほうに行きます。すると、第三京浜の料金ゲートの左わきに住宅地への細い側道が存在しますのでそこを通ります。
「ここはほんとうに通っていい道路なのですか?」
「まあ初見では心配になりますよね、とりあえず行ってみましょう」
心配が増すほど細道が続き、「もしかしたらこのあたりに住んでいる人用の道路では」「このまま行き止まりになったらどうするのか、バックで先ほどの交差点まで戻るのか」という懸念が何回か頭をよぎったそうですが、その細い道路のままやがて坂戸という交差点に行き当たります。これを好機と左折します。
すこし行ったところに信号なしの手裏剣のかたちをした交差点がありますのでそこも左折、道なりに行きましてやがて高級マンションの付属広場が出てきましたら左折しますと、ノクティプラザへとつづく道路へと出られます。左折します。
東急田園都市線溝口駅の前の道は渋滞することが多いのですが今回は流れるように進まれていきます。途中、警察官がよく違反者などを見張っている箇所を目視確認してJR南武線の踏切をわたります。
「普段自転車とかでここを通るのですが、『自動車が邪魔だな』と感じていましたが、今はドライバーの気持ちがわかります。これはむずかしい」
とおっしゃる踏切を通過しましたあと、信号手前の横断歩道付近にいる歩行者に気づかれたりしながら高津区役所への上り坂をのぼっていきます。「カーブ+上り坂+歩道のない歩行者と自転車=むずかしい」の図式が見事に成り立つ道です。
その後、いくつかの道をゆきまして無事、最初にスタートしましたカーシェアの駐車場へと到着いたしました。
「今回でこの近辺の行きたかった場所がだいたい行くことができましたし、自信がつきました。次回は駐車練習をお願いいたします」
とお客様が次回に意欲的になられたところで今回は講習終了、解散となりました。次回もどうぞ、よろしくお願い致します。
こちらにも体験レポートがあります
お問い合わせ
ファーストドライビングスクールの
お問い合わせ先はこちら↓
関東:03-6822-2702
〒105-0013 東京都港区浜松町2丁目2番15号 浜松町ダイヤビル2F
関西:06-6907-3020
〒570-0032 大阪府守口市菊水通2丁目4-16守口一号館 3F
女性シニアも安心ペーパードライバー出張教習 東京・神奈川・千葉
ファーストドライビングスクール
女性シニアも安心ペーパードライバー出張教習 大阪・京都・奈良
ファーストドライビングスクール大阪校