女性も安心教習指導員が解説 ペーパードライバー出張講習 ファーストカワサキ 川崎市中原区 体験レポート 3-4

体験レポート ペーパードライバー講習 川崎市中原区 3

今回ご紹介させていただきますペーパードライバー講習は、川崎市中原区にお住まいの20代男性の方です。

実は本日より数日前にも、他のインストラクターではありますが3時限コースをご利用いただきました。そして今回は高速道路を利用したいとお申し出がありまして、更に3時限コースを今回ご依頼いただきました。誠にありがとうございます。

4年のペーパードライバー歴であることから前回、一般的な走行の仕方や駐車について挑戦されたそうで、今回はその実践編でもあります。しかし、それはそれとして楽しく明るい車内の雰囲気を目指そうと心がけました。それは当ファーストドライビングスクールが第一に掲げる講習内容でもありますが、実際として緊張しすぎるよりも楽しい雰囲気のほうがお客様の技術向上の度合いも大変良いのです。

ペーパードライバー講習 3時限コース 高速道路講習

今回の待ち合わせ場所はお客様のご自宅ではなく、その近くにあります東急東横線 武蔵小杉駅 東口広場です。バスロータリーとタクシー乗り場とともに一般車の乗降場も設けられております待ち合わせに優しい駅です。

季節も晩秋にさしかかり、楓など紅葉の並木道と駅周辺の街並みの色がよく調和がとれ、ブラウンと赤の彩りが鮮やかさと落ち着きを想起させます。本日は小雨がぱらついておりますので砂埃が流されて空の色も明るすぎないために余計そう思えるのかもしれません。

これからお客様がこの広場から運転されますので、こういった景色からも少しでも緊張がほぐれていただけますと有り難いです。

東口広場にいらっしゃいましたお客様はスポーツ青年のような溌剌とした爽やかな方です。早速、運転免許証を拝見しまして後部座席にお荷物を置いていただき、そのまま運転席へご案内いたします。

高速道路を使用しての目的地確認

そこから座席の調節などをお客様が自発的にされましたので、私はところどころサポートする形とさせていただきました。座席の調節、ルームミラーの調節、シートベルト着用、エンジンをかけられまして、サイドミラー調節。

自由なルート選択も当ファーストドライビングスクールの特徴の一つですので、お客様に「高速道路を利用されてどこにいらっしゃるかご希望はございますか」とお聞きしますと、

「埼玉県はいかがですか」

おっしやられましたのでお調べしますと、150分で往復するには少し時間が足りないようでした。お伺いしますに、遠そうなイメージを持たれての埼玉県というご選択のような感じがいたしましたので、ここから遠そうなイメージでちょうどよい距離といえば、横須賀あたりが良さそうです。ご提案いたしますとお客様も笑顔で快諾されましたので、目的地が決定しましたところで出発です。

ご相談の最中に小雨がだいぶフロントガラスに張り付きましたため、お客様にワイパーの使い方をお教えさせていただき、そのことを試されながらワイパーに段階があることに驚きになられておりました。ロータリーのカーブ走行は順調で、中原消防署前の交差点を右折いたします。右折レーンに入られる際にきちんとサイドミラーで後方から抜いてくるバイクを警戒されていて、右折の際にも対向車、歩行者と気を配られておりましたので、前回の講習をきちんと自分の技術取り入れられているなと思いました。

右折しながら、今度も短い距離から右折のため、予め片側二車線の右側の道路に入っておいていただきまして市ノ坪交差点を右折、しばらく府中街道を走行します。

目線の話

府中街道では速度調節と車間距離について練習していただき、高速道路の走行に備えていただきます。通行中の道路が混雑してまいりますと、その抑えたスピードからアクセルワークで加減速を小さい波で繰り返しますので、自然と目の前の車に目と気がいってしまいます。

そうすると、気のはずみでアクセルを少し踏みすぎて車間距離が縮まり、少し強めのブレーキで車間を整えてまたアクセルを少し強めに踏むために次第と車間距離と速度調節がまばらになってしまいます。お客様に、それに気が付きましたら一旦前の車と車間距離をあけていただき、落ち着かれながら目線をなるべく前の車のリアガラスから2台目3台目前の車に向けていただき、道がカーブになりましたら、見える一番奥の車に目を向けていただいて全体的な車列の速度と車間距離を大雑把に見ていただき、

「ああ、みんな結構ゆっくり走っているじゃないか」とか、

「あれくらいの車間距離でいいんだな」
と、ご自分を安心させるための材料を探していただき、穏やかに走行していただけますようアドバイスさせていただきました。そうしますと、次第に感覚を掴まれたのか、落ち着かれて運転されるようになられました。

北見方第三下交差点を左折しながら川崎高架橋の橋桁の中に入っていきます。初めて走行されますお客様は当然驚いておいででした。たしかに、初見では“通っていいのか”が分かりづらいですね、他の車たちに着いていく、というのも選択肢のひとつです。

複数車線と高速道路の入り口について

そこから橋桁内を走行していきまして、やがては第三京浜という高速道路へ乗るという流れなのですが、橋桁内は二車線の一方通行で、お客様としましてはどちらを通ればいいのかなかなか確信をお持ちになれないようでした。実は私もここの道路は初見でしたので、パターンを2つ想像しました。

ひとつめは、右車線を通っていくと橋桁真ん中から高速道路の本線へと合流するという、幡ヶ谷ICのような高速道路入り口。

ふたつめは、左車線を走行して一度橋桁の外に出て、そこからすぐに高速道路入口の本線へと合流するという一般的なタイプ。

首都高以外では料金所を通ったあとに右から合流というのはあまり聞かないため、左車線からでしょうね。
お客様には、
「前方を見まして、緑色の看板、つまりは高速道路用の案内標識を探しながら行きましょう。車線はとりあえずこのまま左車線で大丈夫ですよ」とお伝えしました。

小雨模様の雲の厚い午前中に橋桁内というもう少し暗い中を注意深く走行していますと、第三京浜川崎ICに近づいて来ましたら上方に「横浜方面」と「東京方面」を示す案内標識が見えてまいりました。「見えてきましたね」とお聞きすると「でもこれってどうやって入るんですかね」とおっしゃられました。たしかに、我々の左右は壁がずっと続いておりますので、これはお客様は不安でしょう。「この先に信号がありまして、そのときに左に抜けられるような道路の造りになっているのでしょう」とお伝えして先へ進みますとやがて信号機のある交差点が出てきまして、我々のいる左車線の方には壁が途切れましてその途切れた断面に高速道路入り口を示す案内標識が。お客様は緊張感そのまま、案内標識が示します通り左へ抜け、すぐの京浜川崎ICへ。

「ETC/一般」の表示が上方にある料金所入り口ふたつのうちの右方へ、入り口券を自動発行機から取りまして、バーが開きましたら合流地点へ進みます。

お客様からしましたら、両脇壁のよくわからない道を走っていたと思ったら交差点があって、それを左に抜けた途端に高速道路の入り口、そして初めてそこで入り口券なるものを料金所で車を止めてから抜き取るという「ここで止まっていいのか」という一種の背徳感から間髪入れずに合流と、緊張感を保った状態から気の抜けないままずっといらっしゃっている流れに同情いたしましたが、ここまで来ましたら一気にやってしまいましょう。

高速道路で合流する

「多少早めからで構いませんのでウインカーを出していただいて、右のサイドミラーで後方の車ではなく、スペースを見つけましょう、自分が通れるスペースです。行けそうでしたら後ろを振り向いて目視していただいて、車が後方に並んでいなければ合流しましょう」

を一動作ずつ区切りながらお伝えしまして、お客様もしっかりとこなされまして、無事合流できました。

平日朝の第三京浜横浜方面はとても空いていまして途中、貸し切りかな、というぐらいの悠々とした空き具合と道幅にしばし緊張をほぐしていただきます。お客様も、アクセルを用いた速度調節が楽しそうです。サイドミラーで後方の車のスピード感を確かめてみましたり、進路変更で追い越しを体験しましたりと、のびのび高速道路内での走行を楽しみながら練習いたしました。我々で認識いたしました課題点と言いましたら、緩やかなカーブに差し掛かりましたときに、曲がる方へ少し寄り気味で走行されるぐらいです。

案内標識の重要性

お客様へ、

「高速道路を走行されるときは、カーナビをもとに走られてもいいのですが重要なことは、先程と同じですが、予め目的地がどこなのかを念頭に置きまして、先の方を見ながら案内標識を探します。〇〇方面、今ですと横須賀方面、という文字を探しながら走行しますと、前もって次にどこ車線に行かなければならないかがわかりまして安心します」

とお伝えしました。

その後、すぐに「横浜新道 横浜横須賀道路」の案内標識が見えてまいりまして、保土ケ谷料金所で一般レーンにて料金を支払いましたらすぐの分岐を左に折れていきます。料金所でのお客様のご様子は余計な緊張もほぐれたようでした。スムーズにお支払いされ、スムーズに横浜新道を目指されます。

課題である高速道路でのカーブで、ややカーブよりの走行とはなりましたが、その他は合流もスムーズに、横浜新道を走行されます。先程より車が少し多く、道幅がスリムにはなった感があります。

藤塚ICへ差し掛かりますと左手に白い看板で「横須賀方面 藤塚出口 左車線へ」と書いてありましたので、そのまま左車線を走行して上方の「E16 横須賀横浜道路」という案内標識名に促されまして料金所を通過、もう慣れられた感でお支払いを済ませまして「横須賀」という案内標識をつたって右へ左への分岐をどんどん通過していき、無事E16の横横道路へと乗り継げました。

そこからは約21km道なりに進み、渋滞もなく雑談も交えまして横須賀IC出口へ、その後そのまま本町山中有料道路へ続きます。途中の大きな右カーブもなんとか切り抜けまして、やっと目的地のヴェルニー公園、つまりは横須賀へ到着です。

ここからぐるりと車の向きを変えまして、せっかく着いたのですが時間の関係でこのまま武蔵小杉駅まで戻ります。

別ルートで戻る

さてここで、今通ってきたルートと、釜利谷JCTで首都高湾岸線へと向きを変え、横浜駅東口から神奈川2号線(K2)経由で京浜川崎IC出口を目指すルートとどちらがよろしいですか、とご提案させていただきますと、通ったことのないルートを通りたいのと事で後者のルートで参りますこととなりました。

戻りのルートも空いておりましたので進路変更の練習などを行いましたが、速度調節なども含めましてどんどん吸収なさいましたため、もうおひとりで大体のことは出来るようになられました。こういったご成長が伺えますのは大変嬉しいことです。

逗子、朝比奈ときまして釜利谷に来ますと上方に「横横道路 B 首都高」と書かれている案内標識の通りに左へ折れます。トンネルをくぐりまして料金所へ。その後金沢支線の長いトンネルにて、それまでのトンネルなどでご説明させていただいておりました前照灯を自主的にされまして、トンネルを抜けますとすぐに「首都高速湾岸線 この先別料金」と書かれた案内標識の下を通過。並木トンネルのあとの長い左カーブを抜けますと、横浜駅まではすぐです。

ここまでの走行で、右カーブについては克服されたようでした。150分間の講習内でここまで“出来ること”を増やされましたことは誠に有り難いことです。

流石にここから横浜駅東口まで交通量、特にトラックが多かったのですが、我々は右手に見えます工業地帯に喜んでおりました。何気に車両の前後をトラックに挟まれておりましたが特段お気にされておりませんでした。それほどもう高速走行に慣れられたということなのでしょう。

「第三京浜 K2」と書かれました案内標識に従いまして左に折れ、そこからの月見橋の大きな左カーブをそれはそれはきれいに曲がられましたときには、良かったと心から思えました。これでもう大丈夫でしょう。

その後、京浜川崎ICまでは往路と似た感じでしたので野球などの雑談を交えながらリラックスして走行され、高速出口からは右折を繰り返し、南武沿線道路を通りまして、途中に駐車練習できそうな箇所がありましたのでそこで一ニ度行い、すべて成功されまして雨もやみ、意気揚々と色鮮やかな東急東横線 武蔵小杉駅 東口広場へ辿り着かれまして講習終了となりました。

「今後、カーシェアなどを利用して乗り続けようと思います。何かありましたら連絡させていただきます」と嬉しいお言葉を頂戴しまして、お支払いされパンフレットを進呈いたしましてアンケートにお答えいただき、解散となりました。

先を見ることのメリット

高速道路も一般道路も、先を見ながらの走行はなかなかメリットが多いです。

車列全体の速度と車間距離を真似することが簡単になり、案内標識によってどの車線で走ればいいかが分かり、信号などで停止する際にも“ガッタンブレーキ”防止にもなります。カーブ走行でも先を見ながらの方が楽ですので、

「免許を取得してから全く乗ったことがなかったのだけれど、車の流れへの乗り方や揺れないブレーキがわかって運転が楽しいものだということがわかった」

「運転は慣れているけれど、家族からブレーキについて文句が出たりしたので利用させていただいたら、自分の運転を見直す機会になって運転が優しくなった」
などありがたいお言葉をいただくことも多くあります。

ペーパードライバー講習でおなじみの当ファーストドライビングスクールは、ルートは川崎市や横浜市、東京都内を始めとしまして時間内であればどこへでも自由にお決めいただき、教習所勤務や自動車安全運転センター安全運転中央研修所などでの実践的かつ専門的な経験を豊富に積んだインストラクターが多数在籍しておりますので、今回のような高速教習はもちろんエンジンのかけ方から狭路、進路変更に駐車練習など「“苦手”を“出来る”に変える講習」も行えます。車では自信のなかったあの道路も、自信を持って通れる道路へ変化します。ペーパードライバー講習をご検討の方はぜひファーストドライビングスクールにお気軽にご相談を。

体験レポート ペーパードライバー講習 川崎市中原区 4

今回ご紹介させていただきますお客様は、中原区にお住まいの40代男性の方です。

運転免許を取得されてから今日までお仕事が忙しく、なかなかレジャー等に気を回すことが難しい状況だったそうなのですが、そのお仕事が一段落されて少し余裕が出ていらっしゃったそうです。前々からクルマ自体に興味をお持ちで今回を機に運転ができるようになって、ご自身の好きなところに行けるようになれれば、ということで当ファーストドライビングスクールにご依頼いただきました。

ペーパードライバー歴は5年で、コースは4時限コースというロングタイプのコースです。ご利用車両は講習車です。

待ち合わせは、東急東横線の新丸子駅とJR横須賀線の武蔵小杉駅のちょうど中間にあるコンビニエンスストア、時間はお昼過ぎです。

当ファーストドライビングスクールは、お客様のご自宅に直接インストラクターがご訪問して講習を行うことはもちろんのこと、ご指定頂けましたら駅前やコンビニエンスストアなど、待ち合わせ場所は自由です。ぜひご相談を。

ペーパードライバー講習 4時限コース

この日の新丸子駅周辺は小雨がぱらついておりまして、12月上旬ということも相まってジャケット一枚ですと肌寒く、街中は足早に用事を済まそうとする人々があちらこちら交差しております。その新丸子のコンビニで講習車の前後に初心者マークを貼り付け、補助ブレーキを設置し終わりますと、お客様もご到着されまして、我々はご挨拶申し上げます。

横浜駅 運転

後部座席にお荷物を置いていただき、運転席にお客様をご誘導して「ご利用規約」をご一読していただきます。

その後、座席の調節、ルームミラーの調節、シートベルト着用、エンジンのかけ方のご説明、サイドミラー調節、ギアとサイドブレーキのご説明を申し上げまして、お客様のご要望をお聞きいたします。

レジャーやドライブが目的ですので、基本的な運転技術と駐車練習ということをお客様はご希望され、出来れば羽田空港や川崎駅へ行けるようになれれば、とのことでした。

新丸子駅や武蔵小杉駅からでしたら、ガス橋を通って環八通りを通って羽田空港に行けますし、そこから戻りがてら大師橋・川崎大師経由で川崎駅に到着、その道中で駐車練習ができそうなところはいくつかありますので、お客様のご希望は全て叶いそうです

お客様もそのルートでご了承されまして、早速講習開始です。

「安心できる運転」を積み重ねていく

コンビニエンスストアから新丸子の細い一方通行を右左折繰り返していきます。

実は一方通行は、対向車とのリスクを心配することがありませんし、左右の白線を心置きなく使えますので走行位置の練習にもってこいです。

「左右どちらかの白線に意識を集中いたしますと、その集中した方に車が寄っていきますので、出来れば左右の白線が視界の中に、、、」
などとご説明申し上げまして、お客様も早めに要領を掴まれ、左右に寄らない運転を自分のものにされていきます
右左折につきましても、対向車の心配がないため、ミラー合図目視に歩行者等の確認などについての練習をどんどん行いまして、これからの環八通りの予行練習は終了、南武沿線道路を南下していきます。

片側二車線の南武沿線道路はバスと路上駐車がちらほら目立ち、我々は度々進路変更の練習を兼ねてそれらを避けていきます。

お客様の場合、初心者によく見られる「ブレーキをかけながらの進路変更」はされず、代わりに安全確認の早さに多少のむらが見られましたので、「漠然とミラーを見て確認」などというよりは、「ミラーを見て進路変更をできるスペースや後続車のスピードを確認」などと具体的なものの見方をご提示差し上げまして、それにより確認する事柄が絞られますので速度も均一化することができました。

神奈川県と東京都の境

講習車が中丸子付近に来ると、お客様の緊張の度合いも和らいでこられましたので、視線の話をさせていただき、遠くに視線を向ける練習をしていきます。これにより、案内標識と「進行方向別通行区分」の標示(車道の矢印)と自車の進路についての先読みができるようになります。お客様も果敢に挑戦されます。

途中、緩く長いカーブの難しさを体験されたり、「そろそろ左折のために左車線へ」と実行された矢先にバスの乗降停車とタイミングが重なったりしながら、大きな上平間の交差点を左折、ガス橋通りへ。

片側一車線となりようやくのんびりと車の流れに乗りながら、一気に視界が開けるガス橋の交差点を抜けまして、多摩川と下丸子のビルが散見される橋を通過します。その景色はやはりクルマで通りますと、小雨がぱらついておりましても格別です。お客様も「おお」とお喜びです。

そのまま大田神奈川線を直進し、面白い形をした“大田下丸子郵便局の五差路”を通り過ぎまして、直前でいきなり右折レーンがあらわれましてお客様がびっくりされておりましたが千鳥三丁目の交差点を右折しまして環八通りです。

ここまで、駅前の細道、一方通行、一車線、二車線と通ってまいりまして、進路変更もこなされ、これまでのルート中にも案内標識を活用しながらここまで来られたという事実から、お客様も特段構えることなく環八通りの二車線を走行していきます。

時折身の上話などの世間話を交えながら矢口を抜け、蒲田陸橋の三車線に感心し、一気に都会然とした風景の蒲田を過ぎ、第一京浜の上を通る大きな交差点に直進路を見失いかけ、どんどん進みながら大鳥居まで来ます。ここまでくれば羽田空港まではあと少しです。東糀谷まできますと案内標識にはっきりと「羽田空港」の文字が見えて我々はテンションが上がります。

自分の運転で、羽田空港へ

穴守橋に来ますと、左右の様相は一変します。それまではビルに囲まれた景色が、左手に飛行機が数機、間近に確認できるようになります。

「いよいよ来ましたね」

「来ましたね」

案内標識どおりに羽田空港の第三エアポートまで向かいます。羽田エアポートガーデンまで来ますと道路が空港の様相に様変わりです。

長く道なりに走っておりますと、講習車はようやく羽田空港の第三ターミナルへと到着しました。タイミングが合わなかったのか、左手の乗降場がすべて車で埋まっていましたので、そのまま車を走らせまして、環八通りをもと来たルートへと途中まで戻ります。

大鳥居まで戻ってまいりますと、案内標識には「横浜」の文字と左矢印が。ここで大鳥居の交差点を左折いたします。ここの左折レーンは、距離は長いのですが路上駐車が点在しているせいでちょくちょく流れを止めています。しかし我々はまだまだ時間がありますので、前のバスに倣いましてゆったりと路上駐車をよけ、しっかり安全確認しまして左折、産業道路を通ります。先ほどの成果がはっきりと出ておりまして、ここまで来ますとお客様も運転に慣れてきています。

川崎大師で駐車練習

大師橋北詰まできますと道路に「川崎」と書かれた右三レーンと「ガス橋」と書かれた左一レーンが出てまいりまして、一番右の車線へとお客様をご案内します。お客様とともに大師橋を渡り、その後首都高湾岸線の高架下を通り、少しカーブが急な右折レーンを通りまして、大師道へ。その大師道沿いの、毎回駐車練習でお世話になっているところに今回も立ち寄ります。

お客様にまずはご自身で挑戦していただき、その後、細かいところの修正を少しずつ行っていきます。

「あまり自身がありません」

とおっしゃられていたお客様は、次第に、

「こういうことですか、こういうのはどうですか?」

と、変化が出てまいりました。それは、「やり方がとにかくわからない」という悩みから、自分が考えるやり方を試してみたいという自発的なものへと変わることを示しています。そしてそれは、忘れない。ですので、できるまでの最短ステップでもあるのです。

練習時間は30-40分、その中で大きく枠から外れたのは一度だけで、他は切り返しを一二度使用しましたが、枠内にきっちりと収めることができました。お客様は分かられた内容についてメモを取られ、今後に役立てようとされています。

練習場を出ました我々は再び大師道へ出まして、川崎駅方面へ道なりに進んでいきます。緩やかなカーブを左へ右へ、やがて川崎競馬場を左折しまして市役所通りを進めばもう京急川崎駅です。

川崎駅で停車

あたりはすっかりもう夜で、街の灯りがあちこちに、それに照らされる人々の歩みを信号待ちで眺めながら、

「川崎駅ですよ」

「記念にロータリー回ってみましょうか」

ということで、駅前のロータリーをぐるりと回りますとお客様から、

「そういえば、左に寄せて停車を教えていただきたいのですが」

とおっしゃられましたので、市電通りを使って練習することになりました。

思うように左へ寄せることができないお客様に、

「左の縁石に向かって寄せようと思いますとなかなか上手く行かないことがありますので、たどり着きたいポイントを見ながら行うといいかもしれません」

と、やり方とともにお伝えしますと、その後はうまく寄せることができました。

講習車は南武沿線道路を進んでいきます。お客様はたいへん嬉しそうにハンドルを握られまして、新丸子のコンビニエンスストアに戻っていかれます。

今回はいろいろなところに行きました。ガス橋から蒲田を通りまして羽田空港、川崎大師から川崎駅へ。その過程でお客様は、「ご自身が挑戦なさって、結果出来ること」についていろいろ確認、体感されたのだと思います。そのご経験に、インストラクターとして私が少しでもお役に立たせていただいたようで大変光栄に思います。出来ますれば今回の講習が、お客様の将来的な運転の糧に少しでもしていただけましたら、大変嬉しく思います。

こちらにも体験レポートがございます。

お問い合わせ

ファーストドライビングスクール ロゴ

ファーストドライビングスクールの
お問い合わせ先はこちら↓
関東:03-6822-2702
〒105-0013 東京都港区浜松町2丁目2番15号 浜松町ダイヤビル2F
関西:06-6907-3020
〒570-0032 大阪府守口市菊水通2丁目4-16守口一号館 3F

LINE https://page.line.me/fds-school
公式LINE

女性シニアも安心ペーパードライバー出張教習 東京・神奈川・千葉
ファーストドライビングスクール

女性シニアも安心ペーパードライバー出張教習 大阪・京都・奈良
ファーストドライビングスクール大阪校

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!